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フードニュース

CLOSE UP【特集1】「SIAL Paris(シアル・パリ)2024」現地レポート 【特集2】九州・沖縄の菓子市場 地域卸・メーカー動向

目次

  • 01 . 【「SIAL Paris(シアル・パリ) 2024」 現地レポート】世界最大級の国際総合食品見本市開催 。レンド最前線、40万点以上の製品集結
  • 02 . 【九州・沖縄の菓子市場 地域卸・メーカー動向】物流課題に対応し、流通堅持・価値提供。独自機能・商品強化の地域卸・メーカー展望
  • 03 . 【九州卸業トップインタビュー】セイカ食品㈱ 代表取締役社長 玉川 浩一郎 氏/㈱木村 代表取締役社長 木村寿孝 氏
  • 04 . 【沖縄の市場・流通考察】観光客隆盛でV字回復する沖縄市場。コロナ教訓生かす県産菓子の新潮流
  • 05 . 【沖縄卸業・菓子関連企業/経営者インタビュー・企業動向】
  • 06 . 【沖縄卸業・菓子関連企業/経営者インタビュー・企業動向】㈱川平商会 代表取締役社長 川平哲男 氏/オキコ㈱ / ㈱上間菓子店 代表取締役社長 上間幸治 氏/ ㈱ナンポー 代表取締役 安里睦子 氏/㈱沖縄県物産公社/㈱沖縄パイオニアフーズ
  • 07 . 【沖縄レポート・第48回 沖縄の産業まつり】県内最大級の産業イベントに26万人超。県推奨の「令和6年優良県産品」も表彰
  • 08 . 【トップインタビュー】㈱外林 代表取締役社長 外林大忠 氏
  • 09 . 【秋季新製品&戦略・東ハト】「ブランド一体陳列」奏功し売上伸長。新商品「ギザじゃが」の展開に期待大
  • 10 . 【決算・方針 三菱食品】 卸売事業牽引し、全セグメントで増収達成 「MS Vision 2030」の打ち手も順調
  • 「SIAL Paris(シアル・パリ) 2024」 現地レポート

    世界最大級の国際総合食品見本市開催 。レンド最前線、40万点以上の製品集結

     世界最大級の国際総合食品見本市「SIAL Paris 2024(シアル・パリ2024)」(主催:コメクスポジウム社)が今年10月19日から23日の5日間、フランス・パリのパリ・ノール見本市会場で開催された。
    「シアル・パリ2024」の会場面積は270,000㎡以上。約127カ国から約7500の出展社が集い、40万点以上の製品が展示された。▽食肉▽乳製品▽菓子&グルメ食品▽冷凍食品▽オーガニック・健康食品▽シーフード▽飲料▽デリカテッセン&スナック▽フルーツ&野菜▽食品加工、といった主要10セクターを中心に、幅広い分野で革新的な製品や原材料などが並んだ。会期中は世界各国から、合計500億ユーロの購買力を持つおよそ8000名の大手バイヤーを含む約28万5000人の来場者が訪れ、新たな時代の食品業界の未来を探る機会となっていた。
     弊誌「フードニュース」では今回、「シアル・パリ2024」の展示会視察とともに、古くからヨーロッパ・アジア地域の多様な食文化が融合し、発展してきたトルコ・イスタンブールの市場を視察するツアーを企画。イスタンブール現地の複数のバザールや小売店を訪れたほか、伝統菓子「バクラヴァ」工房、小売製品の製造現場(ヨーグルト工場)を見学した(旅行取扱㈱URZ INTERNATIONAL(本社大阪))。
     本レポートでは「シアル・パリ2024」の開催概要とともに、同展示会に合わせて発表された食品業界のトレンド分析レポート「SIAL Insights 2024」(シアル・インサイツ2024)や、革新的な製品等を表彰する「SIAL Innovation 2024」(シアル・イノベーション 2024)」を紹介し、最新のグローバルトレンドについて探る。
     また、菓子分野の出展社を中心にインタビューを行い、製品の特徴やコンセプトを取材。健康価値の訴求、原材料の代替、アップサイクル、フェアトレード、伝統的な製品の新機軸展開など、多様化する食の最前線をレポートする、、、(以降、詳しくは本誌で)。

  • 九州・沖縄の菓子市場 地域卸・メーカー動向

    物流課題に対応し、流通堅持・価値提供。独自機能・商品強化の地域卸・メーカー展望

     本誌11月号では毎年、九州・沖縄地域の菓子流通にスポットをあてた特集を組んでいる。今年も、総合スーパー(GMS)、食品スーパー(SM)、ドラッグストア(DgS)、ディスカウント強化型DgS、ディスカウントストア(DS)、コンビニエンスストア(CVS)など様々な業態がひしめきあう九州と、観光需要の増加等により回復基調にある沖縄の菓子市場について考察していく。
     物流のコスト上昇・人手不足の影響が顕在化する中、それぞれの地域で菓子卸・製造事業を行う企業経営者へのインタビューを行い、地域卸の担う役割や、新たな販路開拓、価値提供に向けた取り組みを紹介する。また、インテージSRI+データによる2024年1-9月期における九州・沖縄の菓子市場動向を通じて、同地域の現状を探る、、、(以降、詳しくは本誌で)。

  • 沖縄の市場・流通考察

    観光客隆盛でV字回復する沖縄市場。コロナ教訓生かす県産菓子の新潮流

     九州エリアに続き、ここからは沖縄の市場・流通について見ていこう。
     国内有数の観光立県・沖縄にとって、各市場・企業動向を大きく左右するのが入域観光客数だ。2023年度は853万2600人で、前年度から175万8000人増加(対前年比125.9%)。過去最多を記録した2019年度に対して、85.3%の水準まで回復している。県の発表によれば、観光需要の回復で2023年度の観光収入は過去最高を達成し、県全体もプラスの経済成長を見込んでいる。
     本年度以降もその傾向は続く見通しで、2025年には県北部に新テーマパーク「ジャングリア」のオープン、2026年秋には火災で焼失した「首里城正殿」の復元完成も控えており、沖縄への関心はさらに高まり、観光客の増加も期待できる、、、(以降、詳しくは本誌で)