フードニュース 2024年 10月号
CLOSE UP【特集1/豆菓子・ナッツ特集】おつまみ・ギフト需要増を足掛かりに 「豆の価値訴求」による再成長に期待
目次
- 01 . 【巻頭TOPIC】マース ジャパン リミテッド:「おいしい不要品 スキットルズ®」に込めた 楽しい味覚体験の提案。3度目に実を結ぶか
- 02 . 【特集1/豆菓子・ナッツ特集】おつまみ・ギフト需要増を足掛かりに 「豆の価値訴求」による再成長に期待
- 03 . 【豆菓子・ナッツメーカー動向】でん六/春日井製菓/六甲バター
- 04 . 【特集2/和菓子・新潮流】「和菓子を変える!」意気込み高らかに。 新潮流加速し、市場は成長局面に
- 05 . 【和菓子・メーカー動向】井村屋/榮太樓總本鋪/山崎製パン/杉本屋製菓/丸井スズキ・日本橋錦豊琳
- 06 . 【特集3/「ロングセラー菓子」新施策】ブランド力活かした施策を積極展開。新機軸の商品発売、新たな付加価値訴求も
- 07 . 【ロングセラー菓子・メーカー動向】オリオン/おやつカンパニー/アトリオン製菓/パイン/黄金糖/コリス/カクダイ製菓/中野物産/チーリン製菓
- 08 . 【2024年12月期上半期決算】江崎グリコ/山崎製パン/不二家/アサビグループHD
- 09 . 【秋季新製品&戦略】湖池屋/扇雀飴本舗/ライオン菓子/ギンビス/日新化工
- 10 . 【秋季取組商品】明治
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【特集1/豆菓子・ナッツ特集】
おつまみ・ギフト需要増を足掛かりに
「豆の価値訴求」による再成長に期待
全日本菓子協会(ANKA)が発表している年別の菓子の生産数量・金額等のデータおよびコメントによると、「豆菓子」動向は、その他のカテゴリー同様、コロナ禍に見舞われた2020年こそ売上が低迷したものの、2021年からは巣ごもり・おつまみ需要がもたらした消費行動の変化により、緩やかな回復基調が続いている。2022年には土産物需要、2023年にはギフト需要がそれぞれ復調し、価格改定の影響もあって市場規模は伸長傾向となっている。
一方で、本特集で取材したメーカーの現場感覚では、「豆菓子市場はダウントレンドにある」、「ロカボナッツ市場は踊り場に差し掛かった」など、豆の種類や商品コンセプトによって違いはあるものの、今後の豆菓子・ナッツ市場を危惧する声もあるようだ、、、(以降、詳しくは本誌で)。 -
【特集2/和菓子・新潮流】
「和菓子を変える!」意気込み高らかに
新潮流加速し、市場は成長局面に
日本菓子協会(ANKA)が発表した令和5年(2023年)の和生菓子の生産数量・金額、小売金額(推定)は生産数量:29万5000トン(対前年比101.8%)、生産金額:4013億円(同104.0%)、小売金額:4985億円(同106.0%)と、3年連続で前年実績を上回り、回復から成長への段階に足を踏み入れた。
伝統的和菓子の文化や技術は継承しつつも、積年の課題となっている若年層の開拓のために、メーカー各社は和菓子の枠を飛び越えた新商品展開に注力し、その成果が確実に実を結びつつある。
新商品展開の軸となるのは、「和洋折衷」の和菓子の開発・定着化と、チルド・冷凍和菓子といった新形態での売場拡大に加え、SNSの活用、ECサイトなど新たな販路開拓である、、、(以降、詳しくは本誌で)。
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【特集3/「ロングセラー菓子」新施策】
ブランド力活かした施策を積極展開
新機軸の商品発売、新たな付加価値訴求も
駄菓子を中心とした低価格帯のロングセラー菓子は、長年に渡り子どもたちに愛され続け、近年では、変わらぬ味わいや品質面での安心感、“癒し”や“懐かしさ”など、心を満たしてくれる情緒的価値が評価され、大人世代の購入も広がっている。
人流の回復、各種イベントの再開などがロングセラー菓子の追い風となる一方、原材料費や物流費の上昇をはじめとした様々なコストが増加。これに伴い、昨年から今年にかけて、様々なロングセラー菓子の価格改定や内容量変更が行われ、売上への影響も懸念されたが、昨年売上が伸長し、今年も堅調に推移している商品も多い。
本特集では、オリオン、おやつカンパニー、アトリオン製菓、パイン、黄金糖、コリス、カクダイ製菓、中野物産、チーリン製菓の9社に取材を行い、各社の実績、ロングセラー菓子の販売・プロモーション施策、また、ブランド力を活かしたコラボや、派生商品や新機軸商品の展開について話を聞いた、、、(以降、詳しくは本誌で)。