米菓特集／コスト高の逆境下、価値訴求推進を

原料米高騰するも、売上高は底堅く
安泰より深化、次世代米菓の幕開け

　2024年の米菓販売金額はコスト高による値上げや、供給体制維持の難しさなどを克服し、2年連続、31ヶ月連続の増加を達成した。
　昨年来の歴史的な原料米の高騰が足元の脆弱性を高めているが、「国産米」を活用した米菓は、間食習慣の拡大という日本の食文化の変化にも柔軟に対応し、需要を拡大している。今年は米菓の新商品・注力商品が例年以上に輝きを放っており、「米菓新時代」の幕開けを飾る1年として、独自の施策展開に意気込みを示すメーカー各社の動向に注目だ（、、、以降、詳しくは本誌で）。

全日本菓子協会／2024年菓子生産数量・金額 推定統計発表

相次ぐ価格改定で、菓子生産数量は前年減も
菓子輸出、訪日外国人の購入額は過去最高

　全日本菓子協会（所在地東京　太田栄二郎会長＝森永製菓㈱会長 CEO）は4月1日、同協会HPで「令和6年 菓子の生産数量・生産金額等（推定）」の数値および概況説明を公表した。
　発表によると、令和6年（2024年）の菓子業界全体の業績は、生産数量が198万4654t（対前年比99.4％）で前年より減少したものの、生産金額は2兆7886億円（同104.1％）、小売金額は3兆8785億円（同105.3％）でともに前年増となった（、、、以降、詳しくは本誌で）。

FOODEX JAPAN 2025　第50回 国際食品・飲料展

国内外から多くの菓子メーカーが出展
海外輸出、国内販路開拓。7．2万人来場

　アジア最大級の食品・飲料の総合展示会「FOODEX JAPAN 2025（第50回国際食品・飲料展）」（主催：（一社）日本能率協会ほか4団体）が、3月11日～14日の期間、東京ビッグサイトで開催された。
　世界74 カ国・地域から2930 社（国内949社、海外1981社） が出展し、1万3000人以上の海外バイヤーを含む7万2151人が来場した。日本全国、世界の国・地域から、伝統的な商品、最新トレンドを反映した商品などが一堂に会し、国内での販路開拓・拡大、輸出入の新規取引等に向けた商談が各ブースで行われていた（、、、以降、詳しくは本誌で）。