
フードニュース 2026年 10月号
CLOSE UP特集1/多彩な販路で広がる「和菓子」の需要と価値 特集2/「ロングセラー菓子」変えない価値を次世代へ
目次
- 01 . 01.【巻頭TOPIC】チロルチョコ㈱/「お久しぶりチロル」を呼び戻せ。大人市場に挑む「まるまる きなこもち」
- 02 . 02.【特集1:和菓子・新潮流】多彩な販路で広がる和菓子の可能性。日配・チルド・冷凍、新たな需要を開拓
- 03 . 03.【和菓子・メーカー動向】井村屋/山崎製パン/榮太樓總本鋪/東京カリント/山脇製菓/杉本屋製菓/丸井スズキ・日本橋錦豊琳
- 04 . 04.【特集2:「ロングセラー菓子」新施策】周年の節目を力に、定番ブランドを次代へ。変わらぬ魅力、新たな接点を開く
- 05 . 05.【ロングセラー菓子・メーカー動向】オリオン/黄金糖/パイン/コリス/カクダイ製菓/中野物産/松永製菓
- 06 . 06.【秋冬季新製品&戦略】おやつカンパニー/でん六/扇雀飴本舗/ギンビス/ブルボン/ライオン菓子
- 07 . 07.【TOPIC】江崎グリコ/ロッテ/明治/カルビー/湖池屋/不二家/フジキカイ
- 08 . 08.【2026年12月期上半期決算】江崎グリコ/山崎製パン/不二家/アサヒグループHD
- 09 . 09.【パートナー企業探訪】ジェイワークス㈱
- 10 . 10.【展示会レポート】関口「令和8年秋季東北大見 本市商談会」
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特集1/和菓子・新潮流
多彩な販路で広がる和菓子の可能性
日配・チルド・冷凍、新たな需要を開拓
流通和菓子の販路が拡大している。スーパーの菓子売場に加え、ドラッグストア(DgS)、日配・チルド、冷凍、土産、ECなど、各社は消費者との接点を増やす取り組みを加速。今年の取材では、伝統菓子の商品力を磨きながら、新たな販路や売場を開拓し、購入機会を広げる動きが浮かび上がった。
多様な販路で新しい購買機会創出
山崎製パンは串だんごや大福、まんじゅうなどの取り扱いが DgS で拡大し、2026年上半期の和菓子カテゴリー売 上 高 は 対 前 年 同 期 比106.4% と 伸長。主力ブランドのチルド展開も進め、7月発売の「北海道チーズ蒸しケーキのミルククリームサンド」は約100万食を出荷した。常温売場で培った知名度を、新たな売場でも生かしている。榮太樓總本鋪では菓子売場に加え、日配部門への商談を強化。流通菓子NBのどら焼きの上期売上高は、同342%と大きく躍進し、日配向けのあんみつも好調だ。土産市場では羽田空港限定の「東京ピーセン巾着」が伸長し、ECでも販促を強めるなど、販路ごとの施策が成果を上げている。
一方、井村屋は冷凍和菓子の市場開拓を継続。「井村屋謹製たい焼き」は導入店を増やして売上を伸ばしているが、冷凍和菓子カテゴリー全体では前年割れとなり、定着や業務用での継続採用に課題を残した。同社では弁当向けデザートの商品を投入するとともに、外食、学校給食とい
った新たな食シーンへの展開も検討する、、、(以降、詳しくは本誌で)。 -
特集2/「ロングセラー菓子」新施策
周年の節目を力に、定番ブランドを次代へ
変わらぬ魅力、新たな接点を開く
2026 年 は、75 周 年 を 迎 え る「 コ コ ア シ ガ レ ット 」 と「 パ イ ン ア メ 」、60 周 年 の「 し るこサ ンド」、 創 業 95 周 年 の 中 野 物 産 な ど、 長 寿 ブ ランドと 企 業 に 節 目 が 相 次 い だ。 原 材 料・資 材・物 流 費 の 上 昇 や 原 料 調 達 の 不安 定 化 が 続 く一 方、 各 社 は 長 年 守 って き た 味 や 世 界 観 を 核 に、IP と の 協業、SNS、イベ ント、 ポップ アップ、 バー チャル 配 信 な ど で 新し い 接 点 を開 拓。プレミアム 商 品 や 新 素 材、菓 子 以 外 の 用 途 にも 領 域 を 広 げ て い る。本特集では、オリオン、黄金糖、パイン、コリス、カクダイ製菓、中野物産、松永製菓の 7 社を取材。変えない価値と、変えるべき届け方を見極めながら、次の成長を目指す各社の姿を追った、、、(以降、詳しくは本誌で)。 -
【秋冬季新製品&戦略】おやつカンパニー
定番「ベビースター」や「カリポテ」好調
節約・健康志向に応える商品展開強化
(株)おやつカンパニー(本社三重 横山正志社長)の2026年7月期の業績は、前期比107%と前年実績を上回る見込みだ。主力の「ベビースタードデカイラーメン」シリーズは同110%と好調で、定番のチキン味や大容量の「超超ベビースタードデカイラーメン」が伸長した。「物価高を背景とする節約志向に加え、なじみのあるブランドへの安心感から、定番回帰が起きているとみています」(担当者)ポテト系シリーズも同147%と大きく伸長し、2025年9月発売の「ベビースターカリポテ」が好調だった。幅広い層に好まれるポテト素材と、従来のポテトスナック菓子にはないカリッとした食感が人気につながった。
「素材市場」シリーズは同122%となり、「素材市場いわしのスナック」の6袋入りと4連タイプが好調だった。節約志向が強まる中でのお得感や、コロナ禍以降に定着した衛生観念が背景にあると同社はみる。特に4連タイプは、子ども向けの買い置き需要に加え、量を調整できる少量包装が健康志向にも合致した。
パンスナックでは、2026年3月発売の「パンどろぼうコロコロラスク(濃厚たまごのシュガー味)4連」が好調に推移。「未就学児のいるファミリー層や若年女性層に人気の絵本『パンどろぼう』シリーズとのコラボパッケージと、パン素材のお菓子との相性のよさが、好調の要因と見ています、、、(以降、詳しくは本誌で)。

