「WorkCAN’s(ワーキャンズ)」参加メンバーによる「生きている喜びを心から実感できるビール」づくりプロジェクト始動2021.04.21(水)ニュース
オンラインワークショップへの一般参加も募集し、同じ思いを持つ人と共創
「WorkCAN’s(ワーキャンズ)」は、一般社団法人CSRプロジェクト(注1)を中心に、カルビー㈱、サッポロビール㈱、㈱電通などのがん経験者の有志が参加して、「がんに関する企業内ピアサポーターの育成」の取り組み。この名称は”働くがんサバイバー”を表し、働くの「Work」と、がんの「Cancer」、働くがんサバイバーができることの「Can」の意味を込めている。同じ志をもつ仲間の部活動的な運動体として取り組んでおり、昨年9月には39名が参加し、企業合同ピアサポート研修をオンラインで開催した。
今回「WorkCAN’s」では、「生きている喜びを心から実感できるビール」をつくるプロジェクトをスタートする。
同プロジェクトのビールづくりでは、サッポロビールの「HOPPIN’ GARAGE(注2)」の枠組みを活用する。まず企画段階でウェビナー形式でのワークショップを3回開催し、がんを経験した「WorkCAN’s」のメンバーがパネリストとして議論を行い、この中でチャットやアンケートを使って一般参加者の意見を取り入れながら、2022年夏頃の商品化を目指す。同プロジェクトを通じて、社会で同じ思いを持つ人たちと、喜びを分かち合えるよう、共創の取り組みにしたという。
がんを経験した「WorkCAN’s」のメンバーを中心に、社会で同じような思いを持つ人たちを巻き込みながら、がんなどの様々な事情を抱える人たちが、喜びを実感できる取り組みとし、コロナの中、不安を抱える人たちにも共感の輪を広げていきたいとしている。
(注1)CSRプロジェクトの「CSR」は「Cancer Survivors Recruiting」の略で、桜井なおみさんを代表としてがん患者の就労支援に取り組んでいる。
(注2)「HOPPIN’ GARAGE(ホッピンガレージ)」とは、サッポロビールがスタートした、消費者との共創によるビールづくりを展開するビールブランド。魅力的な人々の人生ストーリーとサッポロビールの醸造技術を掛け合わせてビールを生み出す製法を「ストーリーブリューイング」と名付け、味覚やビールのスタイルだけではない、ものづくりの背景や商品のストーリーを味わうという、ビールの楽しみ方を提供している。
プロジェクトの目的、ワークショップの実施要項、参加方法は以下の通り。
●プロジェクトの目的
切実な思いを持ちながら生きる人たちに寄り添えるビールを、当事者同士で一緒につくり、提供するプロセスを通じて、以下を実現します。
① 本プロジェクトに関わる人たちに、人と人の繋がり、一緒に進むことの喜び、そして心からのおいしさを実感してもらうことで、生きる希望や安らぎを提供する。
② 社会全体に新しい繋がりと創造のあり方を発信し、多様な人たちが率直に思いを語り合い、活力が生まれるような、よりよい社会づくりに貢献する。
●ワークショップ実施概要
●第1回ワークショップ 一般参加方法
参加方法:下記URLに必要事項を記入の上、お申し込みいただきます。
URL:http://workingsurvivors.org/w-beer-project.html
定員:先着100名様
応募開始日:2021年4月21日(水)(定員に達し次第、募集終了)
参加形態:パネリストによるディスカッションの視聴およびチャットを活用した、意見の投稿。
※第2回、第3回ワークショップの一般参加者の募集は、概要が決まり次第、一般社団法人CSRプロジェクトのWorkCAN’sサイトに掲載します。
※がんなどの病気罹患後のアルコールの摂取の可否については主治医の判断に従ってください。