「ネスレ ミロ」と「キットカット」。強力2大ブランド活用の新製品施策

ネスレ日本㈱（本社神戸　深谷龍彦社長 兼 CEO）は8月30日、「コンフェクショナリー事業本部 2021年秋の新製品発表会」をオンラインで開催した。席上、同社コンフェクショナリー事業本部 執行役員 コンフェクショナリー事業本部長・槇 亮次氏より、「キットカット」大袋の好調ぶりを中心とした上期レビューと、ニューノーマル下の消費者意識変化に対応した下期プランの概要説明があり、「ネスレ ミロ」ブランドの菓子「ネスレ ミロ ボックス」の新発売と、「キットカット」シリーズのリニューアルが発表された。

絶好調「ネスレ ミロ」の強み活かし、健康系チョコレート分野に参入

2021年1−6月期の健康系チョコレート市場は、対前年比108％（※）と好調に推移。同社では麦芽飲料「ネスレミロ」が、各種メディアで話題になるほどの大幅伸長を、昨年に続き継続していることを背景に、チョコレート分野で「ネスレ ミロ ボックス」を新発売する（9月27日）。「ネスレ ミロ」ブランドとしては「ミロ ミニ」以来2回目となるチョコレート分野への進出となる。

（※インテージSRI＋データ　全国・全チャネル）

同商品は鉄、カルシウム、ビタミンDという麦芽飲料に含まれる栄養素を、ミルクチョコレートに練り込んでいるのが特徴で、味わいの面でも慣れ親しんだ「ネスレ ミロ」の風味が、堪能できる仕上がりとなっている。当面は委託製造での生産を進め、同社の健康系菓子カテゴリーを切り開く第一陣として育てていく意向だ。

主力「ミニ」製品を増量し、大袋カテゴリーでの優位性強化

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「キットカット」シリーズは、今年３月発売の「キットカット ミニ 全粒粉ビスケットin」が、３月以降に発売された新製品チョコレートの中で売上No.1を記録（同社調べ）し、主力「ミニ製品」の一角を担うまでに急成長。

また、長期トレンドにおいても大袋カテゴリーが堅調に推移していることを受け、さらなるカテゴリー活性化に貢献する施策として、「１枚あたりの重量と製品あたりの総重量のアップ」という仕様変更を9月13日より実施する。

昨年より浸透してきたニューノーマルの生活で在宅時間が増え、「ながら食べ」での１回あたりの満足感を高めるために、増量に踏み切ったという。

「増量によって原材料費が増加しますが、これはコストではなく投資とみています。他のコストで調整して価格への転嫁を避けることで、大袋市場のさらなる成長に繋げていきます」（槇氏）と、大袋カテゴリーのトップシェアブランドとしての意気込みを示した。

プロモーション面では、ブランド公式アンバサダーの「JO1」が出演するTVＣＭと、リニューアル発売記念キャンペーンを実施する。

■「キットカット」リニューアル発売記念キャンペーン

画像（イメージ）：「JO1 オリジナルデザインデジタルセレクトギフトカード（1000円分）」

対象製品2袋購入した際のレシートを撮影し、特設サイト上にアップロードすると、抽選で2000名様に「JO1 オリジナルデザインデジタルセレクトギフトカード（1000円分）」が当選するキャンペーンを、9月13日（月）〜12月12日（日）の期間で実施する。

なお、キャンペーンの詳細は、9月13日（月）より、下記リンク先より閲覧可能に。

https://nestle.jp/brand/kit/oshikitkat/