フードニュース 2022年 6月号
CLOSE UP特集:課題解決し進化。食文化の発展担う機械メーカー/決算&展望:2022年3月期上場製菓決算と「未来図」
目次
- 01 . 菓子製造・包装メーカー特集: 生産性・安全性の向上、省力・省人化。 課題解決し進化。食文化の発展担う
- 02 . トップインタビュー: ㈱マスダックマリナリー 代表取締役社長 増田文治 氏 / ㈱新井機械製作所 代表取締役社長 新井 進二 氏/(一社)日本包装機械工業会 会長 ・大森機械工業㈱ 代表取締役社長 CEO 大森利夫 氏
- 03 . 機械メーカー最新トレンド製品:マスダックマシナリー/新井機械製作所/飯田製作所/光陽機械製作所/ナオミ/大森機械工業/テンチ産業/川島製作所/古川製作所/フジキカイ/東京自働機械製作所/イシダ
- 04 . 【異物検査機・製品事例】システムスクエア /【シュリンク包装機・製品事例】日本テクノロジーソリューション
- 05 . 決算・展望:2022年3月期決算・上場菓子メーカーの現状と未来図
- 06 . 上場製菓企業・決算概要: 明治ホールディングス/森永製菓/カルビー/ブルボン/亀田製菓/井村屋グループ/岩塚製菓/名糖産業/江崎グリコ/不二家
- 07 . 新しい喫食機会/グミとワインのマリアージュ( 新・不定期連載【第1回】):甘めのソフトグミ×甘めワインで、 夏の夜に新しいマリアージュ体験を
- 08 . 総会報告: ARISTA山星屋プロス会/全国ビスケット協会/日本製パン製菓機械工業会/日本食品機械工業会
- 09 . 決算/事業計画:明治ホールディングス
- 10 . 新製品&戦略:ギンビス
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菓子製造・包装メーカー特集/生産性・安全性の向上、省力・省人化。 数ある課題解決し、食文化の発展担う
3年ぶりに「FOOMA JAPAN」が東京ビッグサイトに帰ってきた。連日詰めかけた来場者は10万人には届かったなかったものの、9万2717人が足を運んだ同会場には、最新の技術を携えた製品群とその特徴をアピールしたい各社担当者の熱気に溢れていた。
withコロナの新時代がすぐそこまで訪れている期待の裏側で、半導体不足、原材料費・輸送費の高騰、円安といった不安要素が拡大し、さらなる企業努力を迫っている。
今回の展示会では課題が多ければ多いほど、その解決に底力を発揮する、食品製造・包装メーカーの発想力・技術力が十分に見てとれた。
「食の技術」が進化する現場で、豊かな日本の食文化を支え、世界にも伝える、次世代に向けた取り組みが加速しており、本特集ではそのリアルな現状をお伝えする、、、(以降、詳しくは本誌で)。
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決算・展望:2022年3月期決算・上場菓子メーカーの現状と未来図
増収達成企業目立つも、コストアップ圧力に屈し、減益続出
上場菓子メーカーの2022年3月期決算が出揃い主要メーカー8社(明治HD、森永製菓、カルビー、ブルボン、亀田製菓、井村屋グループ、岩塚製菓、名糖産業)の決算概要の表を、2021年12月期の2社(江崎グリコ、不二家)とともに掲載している(P.63~P.67)。
今期は「収入認識に関する会計基準」等の適用により、売上高が減少する企業が多い現状だが、同会計基準適用の影響を除いた数値で比較すると、2022年3月期決算の8社中、実に7社での売上増が明らかになっている。反面、営業利益が増益となった企業は1社に留まっている。
原材料費、輸送費等の高騰によるコストアップの高波が、各企業が様々な創意工夫で積み上げた売上を、一挙に呑み込んでしまった格好だ。こうした厳しい経営環境は、2023年3月期においても継続・悪化の様相を呈しており、それだけに各企業の理念に基づく経営施策と、現場における実践力が問われることになるだろう、、、(以降、詳しくは本誌で)。
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新しい喫食提案/グミとワインのマリアージュ( 新・不定期連載【第1回】)
甘めのソフトグミ×甘めワインで、 夏の夜に新しいマリアージュ体験を
食べ物とアルコールの組み合わせや相性が話題になることが多い。特にワインの場合、料理やデザートとの好相性を“マリアージュ(結婚)”と呼び、食通の間では常にテーマになっている。その習慣になぞらえて、お菓子とワインのおいしく、楽しい組み合わせを試し、探して、新しい喫食スタイルをカジュアルに提案していくのが、この不定期連載企画のミッションだ。
今回、㈱山星屋のオウンドメディア「お菓子と、わたし」、国分グループ本社㈱の同「ぐるっぱ」、そして弊誌&弊社HP連動の座談会企画を立ち上げた。
第1回目のテーマは「グミ」。本格的な夏を目前に、グミとワインの組み合わせと、それらを楽しむシーンの提案について探ってみた、、、(以降、詳しくは本誌で)。