総特集／チョコレート産業の再成長戦略と未来

第1部　全体展望　クオリティの国際水準化と日本オリジナルの創造

改めて特出するまでもなく、近年における日本チョコレート産業は、顕著な成長過程をたどってきた。後述するが、過去5年間（2014-2018年）での国内チョコレート生産規模は25.5万t 、3,880億円で、数量15.6％増、金額19.2％と逐年ステップアップし、小売金額（消費金額）では、5,370億円（いずれもANKA推計）と、流通及び和洋菓子を含め、圧倒的なトップカテゴリーへ躍進している、、、（以降、詳しくは本誌で）

上位9社／2019年秋季新路線＆戦略／明治／ロッテ／森永製菓／江崎グリコ／不二家／ネスレ日本／ブルボン／名糖産業／チロルチョコ／

明治が日本チョコレート業界のリーダー的立ち位置を堅持しているのは不変であり、近年の述べてきたチョコレート消費の持続的成長の中心誘因となっている“健康志向のチョコ”のパイオニア・チョコレート効果（現在でもこの分野で、60％を超えるシェアを構成するとされる）は、ハイカカオ成分とパッケージの多様化を推進し、ビックブランドへ定着している、、、（以降、詳しくは本誌で）

輸入高級アイテムと日常用途　二分化加速するチョコ市場

米中貿易摩擦やブレグジットによる国際的な情勢不安が依然としてある中、国内ではいよいよ消費増税がスタートと、消費マインドへの影響が懸念される状況が続く。一方、為替レートは9月初旬時点で対ドル105円、対ユーロが115円前後と安定的な動きで、「インポーターの感覚としては、この水準は日本の国力やアメリカ、ヨーロッパとのバランスからしても実力値では」と指摘する声もある、、、（以降、詳しくは本誌で）