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お菓子と思い出2021.08.03(火)日常

こんにちは、ライターの倉田です。

私の「お菓子のはじまり」は小学校の時、近所の駄菓子屋さんでした。100円玉を数枚握り締め、友達と交互にお菓子を選んで買っていたことを、今でもよく覚えています。そのとき、よく買っていたお菓子のひとつに、八の字のアルミにカラフルな糖衣チョコがいくつか配置されている「ハイエイトチョコ」がありました。

同じような丸型の「わなげチョコ」は、それよりも大きく、駄菓子屋で買うにはちょっと特別なもの。今考えれば、どちらも変わらないのですが、もっぱら「ハイエイトチョコ」を選んでいたように思います。どの色から食べるか、真剣に悩んだのもいい思い出ですね。

さて、小さい頃のお菓子の思い出というのは、多くの人が持っているかと思います。今回はそんな懐かしいお菓子をたくさん生み出している、フルタ製菓さんをピックアップしてみました。

昭和27年(1952年)に大阪市で創業したフルタ製菓さん。創業70年という老舗のお菓子メーカーさんです。ロングセラー商品が多く、「懐かしい」「小さい頃食べていた」という商品が目白押し。最初にあげた「ハイエイトチョコ」や「わなげチョコ」もフルタ製菓さんの商品。他にも「チョコエッグ」や「むぎっ子チョコ」など、小さい頃に食べていたお菓子がたくさんあります。

そんな多くの人気お菓子の中に、今年2021年に記念の年を迎えるお菓子が、なんと4種類もあるそうなんです。

10周年を迎える「柿の種チョコ」に始まり、35周年の「どでかばーチョコ」、45周年の『セコイヤチョコレート』。そして、なんとびっくり55周年の「アイデアルチョコ」。

写真は「柿の種チョコ」と「アイデアルチョコ」です。できれば4種類とも揃えたかったのですが、「セコイヤチョコレート」と「どでかばーチョコ」だけ見つけることができず……。残念。

「柿の種チョコ」は比較的新しいものになりますが、「アイデアルチョコ」「セコイヤチョコレート」「どでかばーチョコ」は、「自分と同世代」な方も多いのではないでしょうか? 

私の場合、傘の形の「アイデアルチョコ」は、我が家ではなかなか買ってもらえず、買ってもらっていた子がうらやましかった記憶があります。小さい頃の憧れでした。

そして私の思い出といえば「セコイヤチョコレート」です! ウエハースにナッツクリーム、そこに甘いチョコレートをコーティングするというなんとも背徳的なチョコレート。甘い物が大好きな私にはたまらないお菓子でした。

手のひらサイズで30円前後で手軽に買えちゃうのもうれしくて、ミルクとイチゴをよく買っていたことを覚えています。45周年と聞き、久しぶりに食べたいと思ったのに、私の近場では売ってないのが残念でなりません。次見かけたら必ず買おうと決めています!

「アイデアルチョコ」や「チョコエッグ」もそうですが、フルタ製菓さんのお菓子は遊び心がつまっていて、大人になっても飽きさせないものが多くあります。知らない間に消えてしまうお菓子も多くある中で、何十年と売り続けてくれるのは、本当にうれしいことです。

たまにはこういう懐かしのお菓子で、いろんな人と思い出話をしてみるのもいいかもしれません。同じ世代の人とはもちろん、違う世代の人と小さい頃の定番お菓子を、持ち寄ってみるのも楽しそうですね。


倉田もなか(ライター)

ゲームのシナリオをメインにライター活動を行う。

甘い物に目がなく、食べることが好き。仕事のお供にチョコは欠かせない。

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