フードニュース 2022年 9月号
CLOSE UPチョコレート特集/各社独自の市場活性化施策出揃う。コロナ禍3年目、再成長へ正念場
目次
- 01 . チョコレート特集/各社独自の市場活性化施策出揃う。コロナ禍3年目、再成長へ正念場
- 02 . 経営者インタビュー:名糖産業㈱ 代表取締役社長 三矢益夫 氏/チロルチョコ㈱ 代表取締役社長 松尾裕二 氏/有楽製菓㈱ 代表取締役社長 河合辰信 氏/㈱大一製菓 常務取締役 保科正行 氏
- 03 . 2022 秋季チョコレート路線 新製品&戦略:明治/森永製菓/ロッテ/江崎グリコ/不二家/ブルボン/名糖産業/ネスレ日本/カバヤ食品/フルタ製菓/芥川製菓/大一製菓/寺沢製菓/有楽製菓/チロルチョコ
- 04 . 2022年上半期/輸入菓子統計:菓子主要カテゴリーでの2ケタ伸長目立つ。市場拡大進む中、価格問題等課題も
- 05 . 秋季新製品&戦略【ヤマザキビスケット】「クラッ活」での認知・売上拡大進む。アニメコラボ、健康訴求で新規顧客獲得へ
- 06 . 秋季新製品&戦略【湖池屋】国産芋中心に主軸商品訴求強化。非ポテト系商品の開発も加速
- 07 . 秋季新製品&戦略【アサヒグループ食品】菓子、栄養サポート食品の堅調継続。コラボに加え、史上最強の辛さ・酸っぱさ商品も
- 08 . PICK UP【GUMMIT】グミの日に「グミニケーション祭り」開催。味の豊富さ、楽しさを伝える企画を実施
- 09 . 秋冬季新製品発表会:日清シスコ/越後製菓/ブルボン
- 10 . 決算(2022年12月期上半期):江崎グリコ/山崎製パン/不二家/アサヒグループHD
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チョコレート特集/各社独自の市場活性化施策出揃う。コロナ禍3年目、再成長へ正念場
昨年からのマイナス傾向続くも、回復の足音聞こえ始める
流通菓子市場の中で、最大の生産量・販売金額を誇る「チョコレートカテゴリー」。今号ではインテージSRI+データ(2021年1年間と、2022年1月~7月期のチョコレート販売金額)を同社のアナリスト、渡邊 紗世子氏(菓子担当)、玉置 亮氏(食品全般担当)の分析も織り交ぜながら紐解いていく。
まずは2021年1年間のチョコレートの販売金額は4138億円、対前年比98.0%、2022年1月~7月期では2412億円、同96.5%で推移している。昨年は、チョコレートのハイシーズンである10月以降も全体で前年割れが続いており、今年もそのままの流れでマイナス傾向が継続している状況だ、、、(以降、詳しくは本誌で)。
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2022 秋季チョコレート路線 新製品&戦略:明治
サステナブル、健康、ロングセラー。業界牽引する施策で活性化加速へ
明治の2021年度チョコレート・グミ事業概況は、売上高:1179億円(前年比+2.5%)、営業利益:126億(前年比+8.0%)となっている。売上高ではチョコレートは前期並みグミは前期を大幅に上回った。営業利益は増収により、前期を上回る結果となった。
上記実績と今後の消費予測を踏まえ、チョコレートカテゴリーの2022年秋季テーマとして、同社では①カカオの力で未来の笑顔を作ろう『サステナブル志向提案』②本物の健康を見つめよう『健康志向提案』③お菓子の力で日常を豊かにしよう『ロングセラー志向提案』という3つの提案で臨む、、、(以降、詳しくは本誌で)。
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2022年上半期/輸入菓子統計
菓子主要カテゴリーでの2ケタ伸長目立つ。市場拡大進む中、価格問題等課題も
財務省貿易統計によると、2022年上半期(1~6月期)の菓子輸入通関実績および品目別・国別の輸入数量と金額は、約7万1000t(対前年同期比111.2%)、約475億円(同128.5%)で、ともに前年を大きく上回り、2ケタ伸長を記録した。
2021年(1~12月期・本誌5月号参照)は、数量・約15万t、金額・約961億円とコロナ禍以前の2019年を上回る実績で推移していたが、今年上半期は原材料費・輸送費の高騰、世界情勢の不安定さ、急激な円高など、インポーターにとっては向かい風要因が増加する中でも、昨年の勢いそのままの力強い伸長を見せた、、、(以降、詳しくは本誌で)。