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フードニュース 2023年 3月号

CLOSE UP総力特集/砂糖菓子特集  コロナ禍で育んだ、製品開発、認知拡大施策実り始める

目次

  • 01 . 【巻頭TOPIC /海外工場・取材レポート】:ベトナムで「チロルチョコ」製造工場竣工。国内生産補強、東南アジア展開も視野に -松尾製菓・初の海外工場-
  • 02 . 【総力特集/砂糖菓子特集 】:コロナ禍で育んだ、製品開発、認知拡大施策実り始める
  • 03 . 【経営者インタビュー】: カンロ ㈱ 代表取締役社長 村田哲也 氏/アサヒグループ食品 ㈱ 代表取締役社長 川原 浩 氏/カバヤ食品 ㈱ 専務取締役 穴井哲郎 氏/パイン ㈱ 代表取締役会長 上田 豊 氏/ ㈱扇雀飴本舗 代表取締役社長 米田英生 氏 /ライオン菓子 ㈱ 代表取締役社長 大井誠一 氏
  • 04 . 【カテゴリー分析】:グミ・マシュマロ/キャンディ/タブレット・ラムネ/チューインガム
  • 05 . 【シリアル特集 】:「オートミール」好調も“反動減”目立つ。 喫食機会増加など市場活性化策急務
  • 06 . 【新製品&戦略】: カルビー/日清シスコ/日本食品製造/ 日本ケロッグ
  • 07 . 【ファンベース最前線】: 春日井製菓「“ファン味”開発プロジェクト」
  • 08 . 【春季新製品&戦略】:東京カリント/エイワ
  • 09 . 全国スーパーマーケット協会 第57回スーパーマーケット・トレードショー2023
  • 10 . 2023 モバックショウ開催 第28回国際製パン製菓関連産業展
  • 【巻頭TOPIC /海外工場・取材レポート】:ベトナムで「チロルチョコ」製造工場竣工。国内生産補強、東南アジア展開も視野に -松尾製菓・初の海外工場-

    「チロルチョコ」を製造する松尾製菓㈱(本社福岡 松尾裕二社長)の子会社、TIROL CHOCO VIETNAM Co., Ltd(中村 健社長 以下、チロルチョコ ベトナム社)は2月15日、ホーチミン市近郊ドンナイ省のアマタ工業団地に建設したチョコレート工場(ベトナム工場)の竣工式を執り行った。
     松尾製菓㈱は今年で120周年を迎える節目の年。2004年からは、開発・販売部門を分社化させる形でチロルチョコ㈱(本社東京 松尾裕二社長)を設立し、新製品開発、販売施策、ブランディング施策を展開。そうした中、“元祖チロルチョコ”となる「ミルクヌガー」は昨年、発売60周年を迎えていた。
     同ブランドの特徴として、おいしさや手軽さとともに、多様なフレーバーやデザインを展開していること、またこれらに魅了された「チロリスト」と呼ばれるコアなファンが多いことが挙げられる。ファンとの繋がりも大事にした取り組みも積極的に進めるとともに、話題性のある商品を発売し続けているが、近年は、「生産能力を考慮した計画とせざる得ず、新たなアイディアの商品の採用を見送るなど、商品ラインナップの絞り込みを行わなければならない状況が続いていた」(松尾社長)、、、(以降、詳しくは本誌で)

  • 【総力特集/砂糖菓子特集 】:コロナ禍で育んだ、製品開発、認知拡大施策実り始める

    大躍進グミ牽引し、市場回復見える。Z世代も認知、砂糖菓子新時代へ

     2020年、2021年の2年間は、コロナ禍による社会変化の影響に翻弄された砂糖菓子市場。昨年は、原材料費、エネルギーコスト等の高騰という新たな向かい風要因が加わったにもかかわらず、さまざまな制限解除により、人流回復したことに伴って、外出・オフィス・インバウンドの各需要が復活しつつあり、その流れに呼応するように砂糖菓子市場も回復基調に乗ったようだ。
     砂糖菓子市場を構成する「ハードキャンディ」「ソフトキャンディ」「タブレット・ラムネ」「グミ」「チューインガム」の各カテゴリーごとには、「春を謳歌するグミと、厳しい冬を耐えるチューインガム」など格差が顕著になっているものの、各カテゴリーごとに見ていくと「自社商品の現在地」を分析し、その課題解決に向けた的確な施策を実施してる企業が多いことがわかる。本特集では、回復へ向け各社が実施した施策と、その土台となった経営者の考えを紐解き、再成長へと向かう方策を探っていく、、、(以降、詳しくは本誌で)

  • 【シリアル特集】:「オートミール」好調も“反動減”目立つ 喫食機会増加など市場活性化策急務

     インテージSRI+データによると、2021年は急伸していたものの、外出増による巣ごもり需要の減少や、値上げに伴う節約志向の高まりなどにより、2022年計は対前年比98.1%と前年を下回ったシリアルカテゴリー。同カテゴリー全体の販売金額は521億9000万円と、やや減少となり、ここに来てわずかにブレーキが掛かっている。
     2019年以降、大幅に躍進した同カテゴリーだが、2022年度は値上げを実施したものの販売金額が減少しており、販売数量はいっそう減少しているものと予想される、、、(以降、詳しくは本誌で)