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フードニュース 2023年 5月号

CLOSE UP国際菓子特集1/現地取材レポート ISMケルン国際菓子専門見本市2023

目次

  • 01 . 国際菓子特集1/現地取材レポート ISMケルン国際菓子専門見本市2023
  • 02 . ■展示会概要 ■JAPAN TACOMブースに4社が出展 ■「2023年トップ10トレンド」イノーバ社プレゼンテーション ■新製品ショーケース「イノベーショントップ3」
  • 03 . 国際菓子特集2/輸入菓子・市場拡大への課題 
  • 04 . 2022年1月~12月、2023年1月~3月 菓子輸入実績
  • 05 . インタビュー:キタノ商事㈱ 代表取締役社長 木村谷和宏 氏/ ㈱巴商事 マーケティング部部長 遠藤康行 氏/ハワイアンホースト・ジャパン ㈱ 相談役 鈴木康一 氏
  • 06 . 輸入菓子・新製品&戦略:三菱食品/モントワール/国分グループ本社/クリート/エス・インターナショナル
  • 07 . 展示会レポート:第1回 ISM Japan
  • 08 . 2023バレンタイン・各社動向分析: 明治/森永製菓/ロッテ/有楽製菓/芥川製菓
  • 09 . 【TOPIC】国分グループ本社/2023年度方針説明会
  • 10 . 【TOPIC】カルビー/新事業「Body Granola」キックオフ
  • 国際菓子特集1/現地取材レポート ISMケルン国際菓子専門見本市2023

    サステナビリティに+αの価値。トレンド捉えた新製品目白押し

     国際的な菓子専門の展示会として世界最大規模を誇る「ISM ケルン国際菓子専門見本市2023」が4月23日~25日の期間、ドイツ・ケルン市のケルンメッセを会場に開催された。Koelnmesse GmbH(ケルンメッセ社)が主催する同展は2020年に節目となる50年目を迎えたが、2021年はパンデミックの影響で中止。昨年再開したが、来場者数は約1万5000人と限定的な規模での開催となった。
     一方、今年のISM 2023には71か国から1274社が出展し、135か国から2万5000人以上の来場者が訪れるなど、規模が大きく回復した。菓子業界を取り巻く環境が大きく変化する中、アフターコロナの時代の本格的な訪れを感じることができた同展示会の模様を、菓子業界における最新のトレンドを考察しながらレポートする、、、(以降、詳しくは本誌で)。

  • 国際菓子特集2/輸入菓子・市場拡大への課題 

    値上げ相次ぐも、価値浸透は継続。コロナ後正念場、新機軸商品に期待

     昨年の輸入菓子市場は、輸入金額の上昇への対応に追われた1年となった。値上げが相次ぎ、影響を受けた価格帯、カテゴリーがあったものの、全体の売上としては拡大傾向はキープできた模様だ。SM等量販店での販路拡大が進んだことに加え、リベンジ消費やご褒美需要の恩恵も受けた。何より、輸入菓子が持つ独自の価値が、コロナ禍によるユーザーの価値感変容を経て、改めて見直されていることが大きい。
     今年は昨年以上に、輸入金額上昇の影響が懸念されるが、中東・東欧諸国の新商品導入や、パッケージの概念を覆す新商品の登場などにより、新たな価値の提供が加速していく期待も大きい。輸入菓子と国内菓子の切磋琢磨により、菓子市場全体が成長していく期待に満ちている、、、(以降、詳しくは本誌で)。

  • 2023バレンタイン・各社動向分析: 明治/森永製菓/ロッテ/有楽製菓/芥川製菓

    需要多様化加速する中、各社の施策実る。アフターコロナの市場拡大に手応え

     2023年バレンタインデー催事期間の売上高は、阪急本店が25億円、ジェイアール名古屋タカシマヤが34億円以上と、いわゆる「リベンジ消費」の後押しもあり、ともに過去最高を記録。また、主要流通菓子メーカーにおいても、バレンタイン期の売上は前年増を達成したところがほとんどで、アフターコロナにおけるチョコレート需要拡大への好機となった模様だ。
     今年はコロナ禍を経て変容し、多様化した需要に対応すべく、強みを活かした独自の施策が各社から展開され、新たな顧客開拓、需要喚起に繋がる可能性も見いだせたのではないだろうか。
     本特集では明治、森永製菓、ロッテ、有楽製菓、芥川製菓の取り組みを紹介し、2023年バレンタインの状況と課題、今後の展望についてレポートする(、、、以降詳しくは本誌で)。