購読申込

フードニュース 2023年 7月号 

目次

  • 01 . 【トレンド最前線】:海外メーカーのグローバル戦略と日本メーカーの海外事業
  • 02 . グローバル菓子企業トップ100
  • 03 . 【外資系菓子企業動向】:ネスレ日本/旺旺・ジャパン/日本ケロッグ 【新製品&戦略】:フロンティア物産
  • 04 . 【輸出動向分析】:統計から読み解く菓子輸出の現状と課題
  • 05 . 【団体トップインタビュー】 (一社)全日本菓子輸出促進協議会 理事長 小髙愛二郎 氏
  • 06 . 【菓子メーカー・海外輸出最前線】:カルビー/江崎グリコ/ギンビス/愛億華(エイワ)
  • 07 . 【2023年秋季チョコレート新商品合同発表会】: 明治/森永製菓/江崎グリコ/ロッテ/ブルボン/不二家/名糖産業/ ギンビス/フルタ製菓/カバヤ食品/正栄デリシィ
  • 08 . 【プロモーション最前線】: チロルチョコ × Vtuberがコラボ企画。自分の「コト」として楽しむ新機軸のPR
  • 09 . 【新製品&戦略】:東京カリント
  • 10 . 【展示会レポート】:ARISTA FAIR 2023(山星屋)/JFEX2023/Grandex2023/首都圏・関信越エリア展示会、全国低温フレッシュデリカ事業展示会(国分グループ)
  • 【トレンド最前線】:海外メーカーのグローバル戦略と日本メーカーの海外事業

    巨大化、サステナブル推進するメガ企業。日本企業も独自製品で市場に食い込む

     日本の菓子メーカーの海外事業はコロナ禍を経て、新工場の稼働開始や新たな販路拡大等により、再成長局面に入った。一方海外のグローバル菓子メーカーにおいても、旺盛な買収政策を加速させながらの巨大化が継続している。
     本特集では①「グローバル菓子企業トップ100ランキング」 ②「外資系菓子企業動向」 ③「菓子メーカー海外戦略最前線」 ④「統計から読み解く菓子輸出の現状と課題」 の4本柱の構成で、グローバル菓子市場の動向と、グローバルで躍進する日本菓子メーカーの施策展開を深掘りしていく。
     グローバル菓子企業においては、「サステナビリティ」への貢献を最大の目的とする製品展開、設備投資がより一層加速しており、社会課題解決型の企業運営を通しての事業拡大競争が顕在化している。
     日本菓子メーカーの海外事業では、各国市場にローカライズした自社製品の認知拡大、販路確保への取り組みが成果を上げており、輸出においても2022年は393億円(対前年比111.6%※)と過去最高額を記録するなど、グローバル菓子市場で存在感が高まっている。
     グローバル菓子市場ではメガグローバル企業の巨大化が進み、また、「サステナビリティ」「クリーンラベル」「ヴィーガン、プラントベース」に基づいた製品展開、企業活動が不可欠な状況にあるが、その中で安心・安全で高度な製造技術を発揮し、日本の菓子製品の独自性をより先鋭化することで、「海外売上高比率の向上」という至上命題の実現に視界が開けるだろう。本特集では現在までの進捗と今後の展望をレポートする、、、(以降、詳しくは本誌で)。

  • 【輸出動向分析】:統計から読み解く菓子輸出の現状と課題

    輸出増加の勢い加速。菓子も2ケタ増。「農林水産物・食品」では1.5兆円目前

     2022年の日本の農林水産物・食品の輸出実績は、2021年より1ヶ月早いペースで1兆円を突破。最終的には1.4兆円で着地した。菓子分野においても、過去最高となった2021年を大きく上回る約335億円(対前年比111.4%)となっている。本特集では、農林水産省資料、財務省貿易統計をもとに菓子輸出の現状を分析し、輸出拡大に向けた課題とその解決への方向性を探っていくこととする、、、(以降、詳しくは本誌で)。

  • 【2023年秋季チョコレート新商品合同発表会】

    11社が新商品や注力商品を展示。新食感・健康・SDGs等の価値訴求

     商業組合首都圏お菓子ホールセラーズ(所在地東京 小黒敏行理事長・写真右上)と製菓メーカー11社の主催により、6月5日、東京都立産業貿易センター台東館で、「2023年秋季チョコレート新商品合同発表会」が開催された。
     江崎グリコ㈱、カバヤ食品㈱、㈱ギンビス、㈱正栄デリシィ、㈱不二家、フルタ製菓㈱、㈱ブルボン、㈱明治、名糖産業㈱、㈱森永製菓、㈱ロッテの新商品や注力商品が展示され、来場したバイヤーに各商品の特徴や訴求ポイントをアピールした。
     今年の秋季新商品では、これまでのトレンドを継続して、健康価値を訴求する商品が多く目に付いたほか、森永製菓の「半熟ダーステリーヌショコラ」、ブルボンの「アルフォート ミニチョコレート サブレ」のように、ロングセラーブランドで新たな食感が味わえる商品が登場していた。また、環境に配慮した原材料の使用、紙包材の採用など、SDGsに対応した商品が目を引いた。このほか、魅力的なフレーバーの商品も多く、消費者の購買が拡大していくことが期待される。次ページから、各メーカーの新商品・また注力商品を紹介する、、、(以降、詳しくは本誌で)。