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フードニュース 2023年新年特集号

CLOSE UP新春特集/菓子販売金額から読み解く、業界現在地と浮かび上がる課題

目次

  • 01 . 2022年菓子販売金額は微増着地。価格改定続き、問われるブランド力
  • 02 . 新春トップインタビュー:㈱ロッテ 代表取締役社長執行役員 牛膓栄一 氏/江崎グリコ㈱ 代表取締役会長 江崎勝久 氏/㈱ブルボン 代表取締役社長 吉田 康 氏/㈱不二家 代表取締役社長 河村宣行 氏/㈱山星屋 代表取締役社長執行役員 猪 忠孝 氏/㈱髙山 代表取締役社長 髙山時光 氏
  • 03 . 年頭所感:㈱明治 代表取締役社長 松田克也/森永製菓㈱ 代表取締役社長 太田栄二郎/ネスレ日本㈱ 代表取締役社長 兼 CEO 深谷龍彦
  • 04 . 2023年版 日本流通製菓企業 売上高ランキング50社
  • 05 . 主要製菓企業 売上高および純利益(ランキング50社企業を除く)
  • 06 . 上場企業/関連企業/2023年3月期・中間決算概要
  • 07 . 中間決算 企業別動向と展望:明治ホールディングス/森永製菓/ロッテ/江崎グリコ/カルビー/ブルボン/亀田製菓/井村屋グループ/岩塚製菓/名糖産業/ハウス食品グループ
  • 08 . 2023年版 菓子卸売上高ランキング
  • 09 . 2022年1~9月期/菓子輸入統計
  • 10 . 資料:2023年版 全国小売業 売上高ランキング
  • 新春特集/菓子販売金額から読み解く、業界現在地と浮かび上がる課題

    2022年菓子販売金額は微増着地。価格改定続き、問われるブランド力

    1月11日に公表された最新インテージSRI+データによると、2022年1月~12月の菓子販売金額は、1兆5744億円、対前年比101.3%と緩やかな増加で着地した。
    原材料価格やエネルギーコストの高騰、急激な円高、ウクライナ情勢の不安定化に加え、国内では長引くコロナ禍や主要メーカーの事故による市場の混乱など、菓子業界への向かい風要素が多い中、対前年増加という足跡を残せたことは、業界関係各社の的確な施策の賜であり、また、消費者の暮らしを豊かに彩る「菓子の力」を、改めて認識することとなった、、、(以降、詳しくは本誌で)。

  • 2023年版 菓子卸売上高ランキング

    売上高上位4社は増収・微減まちまち。全国・広域・地域卸が強み活かし施策展開

    本誌では今年も恒例企画として、P.156~157に、本誌調査・まとめによる「菓子卸売上高上位ランキング」を掲載し、売上40億円以上の企業を基準に、純利益も付記している(営業利益・経常利益を公表している企業もあるがここでは集計上、純利益で統一)。
    大手全国卸のトップ4である三菱食品の2021年度の菓子売上高は2689億円、また菓子専業卸の山星屋、コンフェックス、髙山はそれぞれ2000億円以上の売上を持続、合計すると1兆円規模となり、流通菓子卸の市場規模を2兆円程度と推定すると50%近くを占めることとなり、広域卸・地域卸との規模の格差は常態化している、、、(以降、詳しくは本誌で)。

  • 2022年1~9月期/菓子輸入統計

    キャンデー・チョコレート類・ビスケット類、輸入数量・金額ともに大幅伸長

    財務省貿易統計によると、2022年1月〜9月期の菓子輸入通関実績および品目別・国別の輸入数量と金額は、数量:対前年同期比109.9%、金額:同130.8%となり、金額については円安の影響もあるが、大幅に伸長している(P.179参照)。
    カテゴリー別に見ると、全17カテゴリー中、12カテゴリーの金額が2ケタ伸長しており、中でも取り扱いが多く主要カテゴリーといえる「キャンデー」(同・数量143.4%、金額167.3%)、「チョコレート(非詰物)」(同・数量111.6%、金額124.3%)、「ビスケット類(加糖)」(同・数量114.2%、金額148.6%)の3カテゴリーでは、数量・金額の伸びが顕著となっている、、、(以降、詳しくは本誌で)。