巻頭特集／新・高付加価値創出と菓子産業新時代

技術、消費構造両面成熟感の打開にカギ

本誌が近年たどり指摘してきたように、日本は環境・構造的両面で〈成熟消費社会〉の様相を濃厚化し、過去実践し目指してきた“成長戦略の意味と取組み”が改めて問い直される段階を迎えている。当然ながら菓子産業も例外ではない。つまり、旧来の踏襲を基本手法とした内容では、将来に向けた成長力獲得が容易ではなくなっていくと予想されるからであり、一部エコノミストによれば、“脱成長神話”という表現すら出るようになった、、、（以降、詳しくは本誌で）

〈各論〉　●明治 THE Chocolate●

明治が推し進めるチョコレートの原料調達から製造、販売の一貫生産だからこそできる領域Bean To Bar。その姿勢を体現する商品としてTHE Chocolateを一昨年より販売を開始。今9月より新たに量産ベースの菓子企業では成しえなかった新領域スペシャリティチョコレートとして、全社を挙げて注力を始めた、、、（以降、詳しくは本誌で）

現代潮流　CVS業界再編本格化　

ファミリーマート、ユニーグループを吸収合併

2016年2月に発表がなされ、この9月1日より経営統合したファミリーマートとユニグループ・ホールディングスが統合。CVS業態が総合スーパーマーケット業態を飲み込むという、誰もが予想しなかった経営統合が実現した。CVS業態の成り立ちを周知のとおり、1974年セブンイレブン第一号店が江東区豊洲に開店したことが初とされており、その後CVS業態として発展してきた、、、（以降、詳しくは本誌で）