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お菓子は見た目が何割!?2021.05.20(木)取材メモ

こんにちは。編集部Yです。先日、神奈川県川崎市にある「グランツリー武蔵小杉」リニューアル内覧会に出席しました。

弊誌はスーパーやコンビニエンスストア、街の駄菓子屋さんなどで主に販売されている、流通菓子専門の業界雑誌です。とはいえ、流通菓子以外の分野でも、食文化や食品業界のトレンドをリサーチするために、ショッピングモールや大型商業施設の内覧会に出席することもしばしば。

さて、今回は高層タワーマンションで有名な武蔵小杉の中心的なショッピングゾーンである「グランツリー武蔵小杉」が、「食」を中心にリニューアルを行うということで(ファッション、カルチャー分野でのリニューアルも今後実施)、出かけてきました。

鹿児島県産黒豚の肉焼売がおいしい「野田焼売店」、ピスタチオのパン・ド・ミが人気の「MAISON KAYSER」、今川焼から抹茶ラテまで抹茶好きにはたまらない「一○八抹茶茶廊」、旬の果物が”ごろっとたっぷり“入った「茶季」のミックスフルーツサンドなどなど、人気のお店、メニューがズラリ勢揃いする中、私が胸を踊らせて向かったのが、ポップで楽しい色使いやデザインで人気の「フライングタイガー コペンハーゲン」。おもちゃや雑貨以外にも、パッケージのビジュアルだけでいわゆる”ジャケ買い“してしまいそうになる、お菓子が並んでいるのです。

実際にお菓子コーナーの前に立つと、「ひげのチョコレートを編集部のみんなで食べると、バタバタしている締め切り前でも雰囲気が和みそう」とか、「袋入りのポップコーンとポテチは、どーんとストックしておくと、巣ごもり生活でも楽しめそう」など、目の前に並ぶお菓子のデザインのチカラで、気持ちが前向きに、ワクワクしてくるから不思議です。

日本の雑貨店でも、「ヴィレッジヴァンガード」でのカオスっぽい勢いのあるお菓子の陳列に引き込まれることもあり、味ももちろんですが、お菓子は「見た目」も大事だなって、つくづく思います。

そして、昨年からは無印良品で「お菓子の量り売り」もスタート。「量り売り」という、自分仕様で買い物できる自由さや、「お店屋さんごっこ」的懐かしさも私は魅力だと感じていますが、ひとつひとつのお菓子と売場のビジュアルからも、「お菓子を買う豊かさ」が伝わってきます。

このように、ライフスタイル提案でも影響力のある雑貨店では、お菓子を「見て、楽しむ」「買い物を楽しむ」体験の提供が、盛んに行われるようになっています。流通菓子にも「明治 ザ・チョコレート」湖池屋の「プライドポテト」森永製菓の「ミルクキャラメル」など、「ジャケ買いしそうなお菓子」がたくさんあり、製品のビジュアル面はもちろん、店頭での陳列展開にも、進化を期待したいですね。

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