【チョコレート新潮流】日新化工㈱2026.09.28(月)フードニュース
健康・社会課題に向き合うチョコレート
新たな価値を提案、市場開拓と認知拡大へ



(写真左)「希少糖チョコレート[トウ]TOU ダークカカオ 70%」(機能性表示食品/届出番号:J945)のキャッチコピーは、「おいしくて、罪悪感ゼロ。」。(写真中央)「アレルゲンフリーチョコレート スイートカカオ62%」は製菓材料として、バレンタインなどの手作りチョコレートにも使用できる。(写真右)コンシューマ製品事業室の佐久間さん。同社の提供価値『チョコレートを通じて、たくさんの笑顔を。』を胸に、ブランドの販路拡大と認知向上に取り組む
チョコレートを中心に、各種製菓材料を手がけてきた日新化工㈱(本社東京 直井広明社長)。2024年9月にはBtoC市場にも参入、長年培った技術を発揮し、『人と社会にいいことプロジェクト』のもと、オーガニック、サステナブル、ウェルネスの各領域でチョコレートを展開してきた。
この9月1日には①健康を意識する方に向けた新たな選択肢となる「希少糖チョコレート[トウ]TOU ダークカカオ 70%」(機能性表示食品/届出番号:J945 ※1)と、②特定原材料等28品目に配慮した選択肢となる「アレルゲンフリーチョコレート」 という、豊かな味わいを追求した2商品が登場。チョコレート市場に新たな選択肢を提案する。開発の背景、独自の商品価値、今後の強化施策について、営業戦略部 コンシューマ製品事業室 室長 佐久間 淳さんに話を聞いた。
①は砂糖に代えて「アルロース」を使用。アルロースには、日常生活(安静時や日常活動時)のエネルギー代謝において、脂肪の燃焼を高める機能があることが報告されており、健康を意識しながらチョコレートを楽しみたい方に、新たな選択肢を提案する。アルロースの特性を踏まえて設計し、カカオ分70%ながら、すっきりとした甘さと滑らかな口当たりに仕上げた。スーパーやECに加え、ドラッグストアや調剤薬局なども候補に、販路開拓を進める。
同時発売する②は、特定原材料等28品目を使用せず、独立した専用ラインで製造。「安心も。おいしさも。」を目指して開発し、アレルゲンフリーでありながら豊かな味わいを追求した。カカオ分62%で、芳醇な香りとほどよいビター感、滑らかな口当たりが特長。直径7㎜のチップ形状で、そのまま食べるほか製菓材料にも使用できる。
「特定原材料等28品目を対象としたアレルゲンフリー商品として、アレルギーのある子どもも、家族や友達と一緒に同じチョコレートを楽しめるようにしたい」(佐久間さん)との思いも開発の背景にある。すでに業務用ではホテルなどで採用実績があり、市販用投入を機に認知拡大を図る。
高付加価値領域で、新たな選択肢を提案
同社のBtoC事業は、『人と社会にいいことプロジェクト』のもと、健康、原料、社会・環境の課題に向き合う商品を展開している。既存商品では、製造から包装まで全ての工程で有機JAS認証を取得した「オーガニックジョイ チョコレート」(※2)や、規格外バナナやパイナップルの芯を活用した「ムダなくいただくチョコレート」を展開。展示会への出展や商談を重ね、こだわり型スーパー、生協、オーガニックショップ、スポーツジムなどへ販路を広げてきた。



(写真左より)「オーガニックジョイ チョコレート オーガニック アーモンド ダーク」は特徴的なキャラクターを配したパッケージ。「バナナをムダなくいただくチョコレート サステナブルバナナ」はチョコレートとバナナの親しみやすい味わい。「パイナップルをムダなくいただくチョコレート サステナブルパインホワイト」はパイナップルの芯を活用した食感が特長
この秋冬に向けた商談も進んでおり、「バイヤーさんから『あそこで売っている商品でしょ』と言っていただくことも増え、認知の広がりを感じています」と佐久間さんは手応えを語る。今後は自社ECサイトを刷新し、継続購入につながる仕組みづくりを進めるほか、SNSでも一方的な商品情報ではなく、販売店やイベントなど消費者が求める情報の発信を強化する考え。
「海外から問い合わせが寄せられており、海外にも提案できるおいしさと価値があると考えています」(佐久間さん)。今後は国内での認知拡大とともに、海外への提案可能性も探っていく。
※1 機能性関与成分:アルロース5g。また、本品は、特定保健用食品と異なり、機能性及び安全性について国による評価を受けたものではありません
※2 フレーバーは「オーガニック ダーク」「オーガニック ミルク」「オーガニック アーモンド ダーク」「オーガニック アーモンド ミルク」の4種
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