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秋季新製品&戦略 森永製菓2023.10.25(水)フードニュース

※本企画は「フードニュース10月号」にも掲載しています。

片手で手軽な「HandySweets」
タイムパフォーマンス抜群の商品として拡充

(写真上から)「ムーンライト」「チョコチップクッキー」「ベイク<ブラウニー>」

 仕事や家事をしながら、片手で手軽に食べられるバータイプの菓子が人気だ。コロナ禍でライフスタイルの多様化が加速したことで、決められた時間での食事が減り、間食の頻度や量が増えるなど、食事と間食の境目が曖昧になるといった食生活の変化によるところが大きいという。
 こうした背景を踏まえ、バータイプの「HandySweets」シリーズを強化しているのが森永製菓㈱(本社東京 太田栄二郎社長)。今年3月に、「丸かじり小枝」、「クリスピー白いダース」、「ザックザクチョコフレーク」の3品を発売したところ、当初の販売計画を上回る実績で推移しているという。同社マーケティング本部の小山内裕亮ブランドマネジャーは、市場の隆盛をこう語る。
 「特に『クリスピー白いダース』は、女性のお客様に多く召し上がっていただくなど、シリーズ全体として好調な出だしと捉えております。バータイプは、他社様からも人気商品が発売されていますが、販売データを見る限り、それらの売上も伸びながら、当社シリーズも伸長していることから、新しいバータイプのチョコレート市場を一定規模、開拓できたと考えています」
 ヒット要因については、冒頭の「食のシームレス化」のほか、コロナ禍による心理的負荷も大きいと分析する。
 「在宅で家事と仕事の境目もなくなる中、忙しくてもワンハンドで手軽に食べられることで、一瞬でも日常を忘れて、『ほっと一息つきたい』『気分転換やリフレッシュしたい』といった、潜在ニーズを満たすことができたのではないかと思います」(小山内氏)
 お腹も気持ちも満たすため、重視したのが“しっかりとした満足感”だ。パッケージに記されたキーワードは、「丸かじり小枝」が“小枝20本分”、「クリスピー白いダース」は“ひとりじめダース”、「ザックザクチョコフレーク」は“チョコフレーク一本固め!“で、食べ応えを強く訴求する。バー1本でもボリューム感があり、歯ごたえは固め。かじった瞬間から飲み込むまでの咀嚼による体感刺激によって、お菓子が持つ、楽しさや幸福感を実感できる。

人気ブランド3品を新ラインアップ

 9月には、「HandySweets」シリーズに新しく3商品を追加ラインアップ。ふんわりまろやかな卵の味わいとサクサク食感の「ムーンライト」、チョコチップのザクザク食感が決め手の「チョコチップクッキー」、香ばしい味わいが特徴の焼菓子「ベイク<ブラウニー>」が新発売された。いずれも定番人気ブランドのバータイプで、「昔から食べていたお菓子が、現在の忙しい自分に合った形状で食べられる」というコンセプトにより、ベースの味わいはあまり変更せずに商品化(※)。それぞれ違った歯ごたえを採用し、満足感に加えて、“食感で選ぶ楽しさ”も提供している。
 6商品が揃ったことを受け、セールスプロモーションも刷新。WEBCMにはモデルやタレントで活躍中の谷まりあさんを初起用した。キーメッセージは「ほおばれば、前向き!」。仕事や家事をしながらでも同商品を片手に、前向きに生きる谷さんの映像を通して、“手軽にしっかりと満足感を得られる姿”を、ターゲットである女性に向けて発信する。
 また、小売店等に納品・陳列する、商品が入ったディスプレイ箱もリニューアル。従来は横置き専用だったが、商品拡充や市場拡大に合わせて、縦置きにも対応するなど、売場展開にも配慮した。
「忙しい中で何か食べたいというニーズはあっても、それに適したお菓子が何かわからないというお客様に対して、売場を通して“新しい食シーン”を提供するのが当社の役目です。今後も、みなさまが何となく不便に感じている食に関するニーズを顕在化させて、癒しやご褒美として楽しめたり、もうひと頑張りする元気をチャージできたりする商品を提供していきたいと思います」(小山内氏)

「HandySweets」シリーズに新たに追加された3商品をアピールする小山内氏

※「ベイク<ブラウニー>」は従来品「ベイク」とは多少異なり、外側のココア風味生地と、内側のローストアーモンドとビスケットの具材がつまった2層仕立てのやわらかい生地でできている

※「HandySweets」シリーズのブランドサイト:「https://www.morinaga.co.jp/handysweets/

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